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口腔外科

親知らずの事、放ってはいませんか?

治療中のイメージ

親知らずを放っておくと危険です。

【横倒しで中途半端に生えている親知らず】
普通に生えている親知らずは何も心配ありませんが、下あごの親知らずで横倒しになっているものに関しては、いろいろな障害が出てきます。
きちんと生えていなくて、中途半端に生えてきていることが一番いけません。
ちょっと下のほうに歯が生えていると、そこへみんな汚れが入ってしまい、バイ菌が繁殖して歯肉炎を起こしてしまいます。
この症状は智歯周囲炎(ちししゅういえん)という、それだけで病名が付くような、場合によっては口が開かなくなるぐらいかなり腫れる歯肉炎になります。


【横倒しの親知らずを抜いたほうがいい理由】
一番いやなのは、残しておきたい手前の歯の根っこのほうに穴があいてしまうことです。
親知らずは最終的に抜いてしまえばなくなってしまうだけなのでいいですが、抜いた親知らずが手前の歯にぶつかっていた場合、手前の歯の根っこに穴があいていることがあります。
そうすると治療が難しくなります。上はきれいなのに下に穴が空いたがために神経を取るとか、最悪この歯も抜かなければならなくなってしまう、というのが一番いやなのです。

1本手前の、6歳で生える6番第一大臼歯が基準ということになっていますが、人間の歯というのは後ろから順番に力がかかってくるので、ここの2本にすごい力がかかってきます。
それが1本失われると、噛む力は単純に約半分になってしまいます。
一つ消えると、その代替の機能をどこかに求めなければなりませんから、1本手前の歯にものすごい負担がかかります。
対合する上の歯は、相手がいなくなると下がってきてしまいます。そうやって歯並びが崩れていくんです。
歯並びが崩れると歯の間がゆるくなって物が詰まりやすくなり、次から次へと悪い方向へ進行していきます。
こういう嫌なきっかけを作りかねないので、横倒しの親知らずに関しては、よほど抜きたくない、抜いてはいけない理由がない限り、抜いたほうが良いと思います。

きちんと生えている親知らずに関しては、抜く必要はありません。でも中途半端にちょっと見えるぐらいで、レントゲン写真で横を向いていることがはっきりしている場合は、一度口腔外科医に相談して抜くべきかどうかの判断を仰いだほうがいいと思います。

当院では口腔外科専門医が対処を致しますので、安心してご相談下さい。

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【下の横倒しの親知らずを抜くときに注意していること】
下の親知らずで横倒しの歯を抜くときに気を付けなくてはいけないのは、下顎の神経が親知らずの根のすぐ近くを通っていることが多いということです。そのため、抜いたときに神経を傷つけることがあります。

そうすると下唇の麻痺感とか歯茎のピリピリ感、舌先がピリピリするといったような後遺症が出ることがありますので、神経の走行について、どれだけ近くを通っているのか、大丈夫なのか、それともギリギリなのかまずいのか、その見極めはとても大事です。
そこはレントゲン診断を専門とする私の得意分野でもあります。